ヤミ金被害に遭われた方は聞いた事があるかもしれない。
闇金業者が使う専門用語「CIC」とは何か、そしてそれを使う業者は以下に闇金本人かと説明します。
◆CICとは?
CREDIT INFORMATION CENTERの略で、実在する正規の会社です。
クレジット会社の共同出資により設立され、割賦販売法・貸金業法(クレジット・ローン)における
指定信用情報機関です。クレジット事業を営む企業が会員とされています。
つまり、加盟しているクレジット会社と顧客の金融情報を収集し、加盟している会社が
情報を欲しい時に提供する情報機関となります。
◆ブラックリストというコトバ
誰もがいつの間にか何となく認知しており、闇金が営業トークでよく使うブラックリスト。
金融業界で「ブラックリストに載る」というのはCICが関連しているかと思われがちですが、CICは
情報を収集、開示を行う機関であり、「ブラック」を指定出来る機関ではありません。
なので、正規の金融会社はこの言葉を使いません。
ブラックリストというモノは、そもそも存在しない架空のものです。
◆CICの履歴を消すという闇金の営業トーク
「あなたの情報がCIC(またはブラックリスト)に載っており、融資をする事が出来ない。この履歴を消すために●●すればすぐにでも融資が出来る」
このような営業トークを受けた事がある人がいるかもしれません。闇金がよく使う台詞です。
ですがCICには当然、加盟の基準があり、闇金が加盟する事は出来ません。
審査基準を守っていないから闇金なのです。
なので闇金はCICの情報を閲覧する権限はおろか、情報操作なんて以ての外です。
こんな言葉を使う業者は闇金確定、犯罪者確定となります。
◆携帯電話契約でCICの情報を回復する?
携帯電話購入詐欺を行う業者がよく使ってくる台詞です。
携帯電話をローンで購入した所で、履歴は回復しません。
そんな情報はCICが収集する事ではありません。
そもそも履歴は履歴なので、回復という事があり得ません。
◆まとめ
クレジット会社や消費者金融にとって、CICはいわば裏方に当たります。
なので正規の業者はCICの名前を出しません。
闇金はいかに自分達は特殊な事が出来る、非正規ルートを持っている事を
強調するために、ワザとらしい専門用語を使う傾向にあります。
CICとわざわざ発言する業者は闇金の疑いが濃厚です。